【はじめに】

 自転車は今日、近距離交通手段としてその経済性、利便性、効率性などが一段と評価され、日常生活に密着した乗り物として利用されています。また、自転車は健康的なスポーツ、レジャー、レクリエーションなどの用具として一層幅広い活用の道が拓けています。

 現在、地球温暖化防止のために、二酸化炭素の地球規模での削減施策が世界的な緊急課題となっています。そこで、排気ガスを出さず、省エネルギーで無公害の“環境に優しい乗り物-自転車”が、地球環境の浄化促進に一層重要な役割を担っていくことと期待されています。

 本協会は、自転車利用者のルール遵守、マナー向上の啓発、自転車駐車場の建設など、乗用環境の整備をはじめとして、自転車の総合情報施設としての展示や調査収集活動を目的とした自転車文化センターの運営、さらには、自転車競技(ツアー・オブ・ジャパン開催など)及び関連機材の普及促進などを積極的に推進してきました。

 今後ますます社会的に重要度を増していく自転車の安全利用の促進という使命を果たすため、本協会は自転車を取り巻くさまざまな新しい時代の要請に応えるべく、未来へ向かって最大の努力を続け、各事業に邁進していきます。

【本協会の理念(MVV)について】

 本協会は、“自転車が果たす社会的な役割”を広く一般に啓発することを目的として、広範囲な分野にわたる事業を行っています。本協会の使命は、“自転車の普及を通じて、社会に健康、安心、感動を提供する”ことです。

本協会の理念(MVV|ミッション・ビジョン・バリュー)について

Mission 使命

Mission 使命
BPAJ|MVV|Mission(ミッション)

『自転車の普及を通じて、社会に健康、安心、感動を提供します』

Vision 展望

Vision 展望
BPAJ|MVV|Vision(ビジョン)

『イベント、教育、情報を軸に、日本に新たな自転車文化を創造します』

Value 行動指針

Value 行動指針
BPAJ|MVV|Value(バリュー)

『自転車の可能性や問題を日々探求し、自転車に関わることで心身ともに健康となり、模範的な自転車ライフを自ら体現していきます』

本協会ロゴマークについて

本協会ロゴマークについて
本協会ロゴマークについて

自転車の普及を通じて、社会に健康・安心・感動を提供する本協会の理念を表現。信頼・堅実・安定感のあるフォントを選択し、「J」から伸びる道は、日本から世界へ広がり、競技コースのスタートラインのイメージにも重なる。緑色は、自然の中の道・健康・安心安全を、黒色は、全ての色を混ぜると黒になることから色とりどりの様々な道を表現しています。豊かな自転車ライフを未来に向かって人々に普及していく、本協会の想いを込めたロゴマークです。

【主要事業】

ツアー・オブ・ジャパンの開催

ツアー・オブ・ジャパンの開催
ツアー・オブ・ジャパンは、1982年から1995年まで14回に渡り開催されていた『国際サイクルロードレース』を継承する国内最大規模の自転車ロードレースです。1996年、UCIにステージレースとして公認されたことを機に、その名称を『ツアー・オブ・ジャパン』に変更し、2013年の第16回大会より、レースクラスが『UCI-2.1』となり、UCIプロチームや世界トップレベルで活躍する強豪選手が参戦、ハイレベルな国際レースとなります。また、レースだけでなく、各開催地では出場選手たちが地元の小学校や地域コミュニティー施設などで、ロードレースの観戦のしかたや安全に自転車に乗る方法などのセミナーやワークショップなど、ロードレース・自転車を通じて、地域との連携や文化交流も盛んに行われて、より身近な大会として親しまれています。

自転車月間事業

自転車月間事業
自転車をとりまく問題を法的な面から解決するため、昭和56年5月に「自転車の安全利用の促進及び自転車駐車場の整備に関する法律」(自転車基本法)が制定され、それを記念して、毎年5月を「自転車月間」と定め、関連団体と協力して全国各地で多彩な行事を展開しています。 5月5日の「自転車の日」には、「自転車に乗ることの楽しさ」を体験すると同時に、「正しい自転車の乗り方」を楽しく学べるイベント「サイクルドリームフェスタ」を東京都内で開催し、多くの一般市民への自転車月間趣旨の浸透を図ります。

自転車文化センター

自転車文化センター
東京都品川区の「自転車文化センター」(目黒駅徒歩3分)は、日本をはじめ世界各国における自転車に関する資料や情報を調査収集することを目的に、自転車の総合情報施設としての展示や調査収集活動のほか、インターネットを活用した情報発信活動も積極的に行っております。また、ハンドメイド自転車の祭典「ハンドメイバイシクル展」や、「自転車交通安全教室・講演」などの開催及び協力をおこなっています。

バイコロジー運動の推進

バイコロジー運動の推進
バイコロジー(自転車のBikeと生態学・エコのEcologyとの合成語=Bikecology)運動は、「自転車が安全かつ快適に利用できる環境をつくる」ことを目指しています。全国各地に地方組織が結成されており、自転車道路の問題、健康づくりと自転車の係わり、自然環境問題をはじめ、放置自転車・駐輪場問題など自転車を底辺とした街づくりの提言へとその取り組みを拡大しています。各地域の特色を活かした自転車の利用環境のなどの運動やさまざまなイベントの開催を展開することで、バイコロジー運動の基本理念の実現に向けて努力を続けています。

自転車セミナー

自転車セミナー
新しい自転車利用の社会的認知、高付加価値自転車の普及、自転車乗用時の交通ルール遵守・マナーの向上、自転車の楽しさ・素晴らしさの啓発等、「自転車が果たす社会的な役割」を一般の方と共に考える場として、各分野で活躍している方々を講師として招き自転車についての講演・対談を行う「自転車セミナー」を開催(月1回程度)しています。

自転車ADRセンター

自転車ADRセンター
自転車に係わる交通事故(自転車同士・自転車と歩行者・自転車と器物)を専門に取り扱っています。訴訟手続きによらず、民事上の紛争を解決します。自転車関係団体が協力して業務を行っています。

主要事業

100027_02.png 自転車月間事業 100027_03.gif 100027_04.png 100027_01.png 100027_05.png 100027_06.png

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